|
2023年12月吉日
ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン
大岡弘武 |
|
今年は天候に恵まれた年でした。梅雨も少なく台風の影響も少なく、満足いく葡萄が収穫できました。 私が住んでいる岡山県岡山市北区富吉は、昔、日本一のアレキサンドリアの産地でした。現在は高齢化が進み、葡萄を続けられている方は少なくなってしまいました。若い方はシャインマスカットに植え替えております。手間がかからず、単価が高いからです。高齢の方々がアレキサンドリを作り続けておられます。樹齢の高い葡萄は小さい実をつけ、生食としての価値は低くなりますが、ワイン用にすれば味の濃い価値の高いものになります。手間をかけないワイン用の栽培方法をしていただき、いくつかの区画のぶどうをラ・グランド・コリーヌ・ジャポンのワイン用に、有機栽培で育ててくれました。
今年は他の品種もはいっております。 神戸市北区で樹齢40歳を超すカベルネソーヴィニオンを有機栽培にチャレンジしれくれた生産者がおります。
今年は残念ながら春に雨が多かったためべと病にやられ、少ない収穫量となってしまいました。その隣の畑には、夏が暑くてカベルネの色が入らず、引き取り手がいなく、収穫されずにいたカベルネがありました。年に数回化学農薬を使っていたため、悩みましたが、このまま廃棄させるのはあまりにももったいないと、収穫を申し出て、ダイレクトプレスで白ワインに仕上げております。
さらに山梨県牧丘の澤登さんによる完全無農薬のワイングランドもダイレクトプレスをして すべての品種を合わせてこのペティアン ナチュレルはできあがりました。 アレキサンドリアが香りを、カベルネが骨格と凝縮感、 ワイングランドが肉付きと よいバランスを取っておりました。 春ぐらいからがさらに美味しくなると思います。 |
|
|
|
NEW (2023/12 発売)
|
ワイン |
Le Canon Petillant Naturel 2023
ル・カノン ペティアン ナチュレル 2023 |
ワインの特徴 |
白 微発泡酒(ペティヤン・ナチュレル) |
現地呼称制度 |
Vin de table de Japon à Okayama |
ぶどうの品種 |
マスカット・オブ・アレキサンドリア / カベルネソーヴィニオン / ワイングランド(一部 慣行農法の葡萄を使用:化学肥料、除草剤は不使用) |
ぶどうの産地 |
岡山県 樹齢平均30年・神戸市北区 樹齢40年以上・山梨県牧丘 |
醸 造 |
ぶどうを丸ごとタンクに入れ、14日間マセラシオン。タンクから葡萄を取り出し圧搾。ジュースを小樽に移し、低温で自然酵母により発酵。アルコール発酵が終わるぐらいに、そのまま瓶詰め。瓶内で発酵が起き微発泡となります。清澄剤、フィルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。
注意: 瓶の底に溜まっているのは澱です。 |
特 徴 |
色調はごく薄いサーモンピンク
香りは白桃、リンゴのコンポート、かりん、洋ナシが主体で、そこにレモンハーブなどのハーブ類、白コショウようなスパイス感が加わります。
口に含むと微炭酸とともにフレッシュ感があふれます。きっちりとした骨格をもった爽快な辛口のワインです。
澱が含まれると味わいに厚みと複雑さが出ますが、香りは弱くなります。
ワインは立てて保存していただき、飲む前に冷蔵庫で十分に冷やしてからお楽しみください。常温で揺らしますと、ワインが噴き出る可能性がありますのでご注意ください。
亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。 |
|
|
|
|
NEW (2023/12 発売)
|
ワイン |
Improvisation 3 アンプロヴィザシオン 3 |
ワインの特徴 |
赤ワイン |
現地呼称制度 |
Vin de table de Japon à Okayama |
ぶどうの品種 |
カベルネソーヴィニオン 100% |
ぶどうの産地 |
神戸産 慣行農法
樹齢平均35年 |
醸 造 |
私事になりますが、妻の出身は神戸でして、家族も住んでいることもあり、私も神戸には大変親しみを感じております。あるご縁をいただいて、神戸の葡萄を醸造する機会に恵まれました。神戸産の葡萄を私なりに表現してみました。
こちらの葡萄は慣行農法で栽培されており、自然派ワインと私は呼べないと思っております。(2023年から有機栽培にチャレンジしていただいております)
醸造時には葡萄以外のものは使用しておりません。
以前にリリースした微発泡酒と同じ葡萄を別の醸造、熟成を経て今回リリースいたします。
葡萄を房ごとタンクにいれて、二週間そのままマセラシオンカルボニックをしています。
そのあとピジャージュを5日間、そのあとプレスをして、小樽で発酵させました。そのまま小樽で熟成12か月。 樽からだしてさらにステンレスタンクで10か月熟成させて 重力による瓶詰めを行っています。
フィルターなし、清張なし、亜硫酸無添加の葡萄100%です。
瓶詰:2023年9月
注意: 瓶の底に溜まっているのは澱です。 |
特 徴 |
アンプロヴィザシオン。直訳すると「即興」です。
予め準備していたものではなく、その時、その場の感覚で、湧き上がってくるものをそのまま表現しています。
色調はガーネット 縁はオレンジがすこし入っています。
香りの強さは現時点では中くらいです。ブラックベリー、熟したフランボワーズなどの果実の香りが中心。熟成によるココア、シガー、オレンジピールなどが大人の落ち着いた雰囲気を醸し出しています。そこにシナモン、丁子、しそなどのスパイス香りが複雑さをもたらしています。
口に含むと、フレッシュなアタックとともにグロゼイユの爽やかな赤い果実が広がり、中くらいの大きさでバランスが取れていて心地よいです。
飲み頃は今から5年後ぐらいかと思います。
亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。
ワインは立てて保存していただき、飲む前に冷蔵庫で十分に冷やしてからお楽しみください。常温で揺らしますと、ワインが噴き出る可能性がありますのでご注意ください。
亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。 |
|
|
|
|
|
NEW (2023/12 発売)
|
ワイン |
小公子 2022 |
ワインの特徴 |
赤ワイン |
現地呼称制度 |
Vin de table de Japon à Okayama |
ぶどうの品種 |
90% 小公子 10% ふじのゆめ |
ぶどうの産地 |
山梨県山梨市牧丘、岡山県倉敷市 |
ぶどうの樹齢 |
小公子:約15年と約30年 ふじのゆめ:7年 |
土 壌 |
小公子:淡色アロフェン質黒ボク土
ふじのゆめ:真砂土 |
醸 造 |
葡萄を収穫後、冷蔵して岡山に輸送。葡萄の房を丸ごとタンクにいれて、3週間マセラシオンカルボニックを行う。その後、タンクにはいり、足によって葡萄を潰します。それを4日間行った後、タンクから葡萄を取り出し、伝統的な垂直式プレスによって、1日かけてゆっくり絞ります。ワインはそのまま樽に詰められ、発酵を続けます。発酵後もそのまま9か月間熟成。タンクにいったんワインを戻し、味わいを均一化したあと、重力を用いて瓶詰。一度もポンプは使用しておりません。亜硫酸など一切無添加。フィルターも熱処理もしていない微生物のバランスで味わいが保たれている本物のワインです。
そのため若々しい果実味溢れる新鮮さとスパイスが綺麗に調和しております。口当たりはとても濃厚かつ柔らかく、いままでの日本ワインの概念を変えてくれることと思います。
飲み頃は15-20年後と思われます。気の長い話ですけど。
亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。 |
特 徴 |
ヤマブドウの品質に目を向けると、小さい実で、糖が高く、しかも酸も高く、タンニンが豊富です。すべてグランヴァンに必要な要素です。(亜硫酸無添加のワインを作るのにも適している要素です。)
山葡萄は雌雄異株なので受粉が必要なので安定した栽培は難しいですが、 その交配種を使えばその問題もクリアできます。小公子は日本の遺伝子を組み込んだ、露地で有機栽培できる品種です。
畑は、このワインはその小公子を作った澤登家の畑。山梨の牧丘で完全無農薬で栽培されています。澤登早苗さんは恵泉大学教授、日本有機学会長でもあります。
その葡萄をラ・グランド・コリーヌ・ジャポンが岡山で、フランスで培った知識と経験に基づき醸造しました。添加物を一切加えず、フィルターも熱処理もしていない本物の自然派ワインです。 |
|
小公子とは
はじめに なぜ日本固有種にこだわるか。
ワインの品質はテロワール(気候、土壌など)と単位面積当たりの収量でほぼ決まります。日本は畑の狭さや人件費の高さの問題があり、いかに狭い土地で高い収量をあげるかを目指す傾向にあります。高収量の葡萄でワインを造ると、水っぽい薄いワインになります。
ヨーロッパの品種を高温多湿の日本で植えても、病気に弱いので農薬をたくさん撒く必要があり、肥沃な土壌では葡萄が沢山出来るので、完熟した葡萄を作るのは難しいです。
世界に通用する品質を目指すならば、ヨーロッパ以上に収量を落とすことが必要となるでしょう。そうするとワインの出来る量は減るので、値段を上げる必要があります。それでは経営として成り立ちにくいです。
世界に通用する日本ワインとは日本の気候にあった日本独自の品種を使うことが必要です。他にない個性を持つことがワインの価値につながります。
幸いに、日本にはヤマブドウという土着の品種があります。
しかも固有品種は日本の気候に適応しているため病気耐性に優れています。露地で有機栽培が可能です。
古くは、1万年以上前の縄文時代の遺跡からも山葡萄の種が発見され、また、古事記や日本書紀にも記載されている日本人には太古から縁のあるものです。滋賀県甲賀市の紫香楽宮(しがらきのみや)から、約六百個のヤマブドウの種が出土し、ワインを醸造していた可能性があり、正倉院にはワイングラスのようなガラス細工が残っていることから聖武天皇はブドウ酒飲んだかもと橿原考古学研究所の菅谷文則所長も語っています。
ヤマブドウの品質に目を向けると、小さい実で、糖が高く、しかも酸も高く、タンニンが豊富です。
すべてグランヴァンに必要な要素です。(亜硫酸無添加のワインを作るのにも適している要素です。)
山葡萄は雌雄異株なので受粉が必要なので安定した栽培は難しいですが、その交配種を使えばその問題もクリアできます。 小公子は日本の遺伝子を組み込んだ、露地で有機栽培できる品種です。
畑
このワインはその小公子を作った澤登家の畑。山梨の牧丘で完全無農薬で栽培されています。澤登早苗さんは恵泉大学教授、日本有機学会長でもあります。その葡萄をラ・グランド・コリーヌ・ジャポンが岡山で、フランスで培った知識と経験に基づき醸造しました。添加物を一切加えず、フィルターも熱処理もしていない本物の自然派ワインです。
|
|
|
|
|
NEW (2023/12 発売)
|
ワイン |
富吉 2022 |
ワインの特徴 |
赤ワイン |
現地呼称制度 |
Vin de table de Japon à Okayama |
ぶどうの品種 |
小公子80%、シラー15%、グルナッシュ 5% |
ぶどうの産地 |
岡山市北区富吉 |
ぶどうの樹齢 |
約5年 |
土 壌 |
おもに花崗岩 |
醸 造 |
畑で葡萄を選果後、丸ごと琺瑯タンクへ投入。蓋をしてそのまま二週間置いておきます。そのあと、タンクの中に入り、足による破砕。自然酵母による発酵が始まります。発酵中は一日一回ピジャージュ(浮いてきた果皮を足で沈める)を行います。 約一週間後、圧搾。ワインはそのまま古い小樽へ。12か月熟成させたのち、重力による瓶詰め。清澄剤、フィルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。
亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。 |
特 徴 |
私が帰国してから植えた葡萄で作った自社畑のワインです。2017年に植えた小公子、シラー、グルナッシュからできています。小公子は露地栽培、シラー、グルナッシュは築50年以上のガラス温室を使って栽培しています。無肥料、ボルドー液を区画によって数回散布しています。
色調は濃いガーネット。 香りの強さは中くらい。黒い果実味が中心だが、ハーブ、スパイスなどと複雑さがある。ブラックチェリー、野イチゴ、ヴァニラ、シナモン、コショウ、爽やかなハーブの香りも。口に含むとミディアムボディーでバランスが良い。タンニンの質も良く、気品が良いワイン。飲み頃は8-15年後。
エチケットの説明。 備前焼作家 藤原和さんが富吉の土を使って作っていただいた絵画をベースにデザインしております。
|
|
|
|
|
NEW (2022/12 発売)
|
ワイン |
Le Canon Muscat d‘Alexxandrie 2022
ル・カノン ミュスカ・ダレクサンドリー 2022 |
ワインの特徴 |
白 微発泡酒(ペティヤン・ナチュレル) |
現地呼称制度 |
Vin de table de Japon à Okayama |
ぶどうの品種 |
マスカット・オブ・アレキサンドリア |
ぶどうの産地 |
岡山県倉敷市船穂(ふなお)町 平均30年 |
醸 造 |
ぶどうを丸ごとタンクに入れ、14日間マセラシオン。タンクから葡萄を取り出し圧搾。ジュースを小樽に移し、低温で自然酵母により発酵。アルコール発酵が終わるぐらいに、そのまま瓶詰め。瓶内で発酵が起き微発泡となります。清澄剤、フィルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。
注意: 瓶の底に溜まっているのは澱です。 |
特 徴 |
色調は若干オレンジがかった黄金色。
香りはリンゴのコンポート、アプリコット、蜂蜜などの甘さを連想させる果実味が主体で、そこにレモンハーブなどのハーブ類、バニラ、ほんのわずかにシナモンのようなスパイス感が加わります。
口に含むと微炭酸とともにフレッシュ感があふれる爽快な辛口のワインです。
澱が含まれると味わいに厚みと複雑さが出ますが、香りは弱くなります。
ワインは立てて保存していただき、飲む前に冷蔵庫で十分に冷やしてからお楽しみください。常温で揺らしますと、ワインが噴き出る可能性がありますのでご注意ください。
亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。 |
|
|
|
|
|
|
(2022/12 発売)
|
ワイン |
Muscat d'Alexandrie 神楽月 2020
ミュスカ・ダレクサンドリー カグラヅキ2020 |
ワインの特徴 |
スティルワイン(発泡性なし) |
現地呼称制度 |
Vin de table de Japon à Okayama |
ぶどうの品種 |
マスカット・オブ・アレキサンドリア |
ぶどうの産地 |
岡山県倉敷市船穂(ふなお)町、岡山市北区栢谷
|
ぶどうの樹齢 |
平均30年 |
土 壌 |
おもに花崗岩 |
醸 造 |
葡萄をそのまま垂直式プレスにいれます。1日間かけてゆっくりプレス。ジュースは重力により直接タンクへ。発酵終了後春に瓶詰。清澄剤、フィルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。 |
特 徴 |
色調は綺麗な黄金色。
グラスに注ぐと、華やかな香りが深く漂います。 アレキサンドリアを過熟させることにより、アロマパレットがガラッと変わってきます。
南国のフルーツを基調として、バラなどの花の香り、シナモン、丁子などのスパイスなどかなり複雑な香りです。 香りの甘さとは裏腹に、ワインに残糖はありません。
酸がワインを引き締めて、食前でも、食中でも食後でも楽しめるワインです。
真価を発揮するのはおそらく10年後以降でしょう。
亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。 |
|
「ミュスカ・ダレクサンドリー カグラヅキ」
日本有数の高級ぶどう産地・岡山県船穂町。ここで収穫されるマスカット・オブ・アレキサンドリアのほとんどは、東京の高級果物店に出荷されています。
この地区の若手筆頭農家の松井一智さんは、ラ・グランド・コリーヌの元研修生です。日本に帰国してマスカットを作り始め、10年になりました。松井さんは、いくつかの区画のぶどうをラ・グランド・コリーヌ・ジャポンのワイン用に、有機栽培で育ててくれました。
2018年から新たに数人の生産者が賛同してくださり、有機農業に切り替えてアレキサンドリアの古木を育ててくれました。
11月まで待って、干し葡萄の状態にしてから収穫しました。 |
|
|
|
|
NEW (2022/12 発売)
|
ワイン |
小公子 2020 |
ワインの特徴 |
赤ワイン |
現地呼称制度 |
Vin de table de Japon à Okayama |
ぶどうの品種 |
85% 小公子 15% ふじのゆめ |
ぶどうの産地 |
山梨県山梨市牧丘、岡山県倉敷市 |
ぶどうの樹齢 |
小公子:約15年と約30年 ふじのゆめ:6年 |
土 壌 |
小公子:淡色アロフェン質黒ボク土
ふじのゆめ:真砂土 |
醸 造 |
葡萄を収穫後、冷蔵して岡山に輸送。葡萄の房を丸ごとタンクにいれて、3週間マセラシオンカルボニックを行う。その後、タンクにはいり、足によって葡萄を潰します。それを2日間行った後、タンクから葡萄を取り出し、伝統的な垂直式プレスによって、2日かけてゆっくり絞ります。ワインはそのまま樽に詰められ、発酵を続けます。発酵後もそのまま9か月間熟成。タンクにいったんワインを戻し、味わいを均一化したあと、重力を用いて瓶詰。一度もポンプは使用しておりません。亜硫酸など一切無添加。フィルターも熱処理もしていない微生物のバランスで味わいが保たれている本物のワインです。
そのため若々しい果実味溢れる新鮮さとスパイスが綺麗に調和しております。口当たりはとても濃厚かつ柔らかく、いままでの日本ワインの概念を変えてくれることと思います。 飲み頃は15-20年後と思われます。気の長い話ですけど。
亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。 |
特 徴 |
ヤマブドウの品質に目を向けると、小さい実で、糖が高く、しかも酸も高く、タンニンが豊富です。すべてグランヴァンに必要な要素です。(亜硫酸無添加のワインを作るのにも適している要素です。)
山葡萄は雌雄異株なので受粉が必要なので安定した栽培は難しいですが、 その交配種を使えばその問題もクリアできます。小公子は日本の遺伝子を組み込んだ、露地で有機栽培できる品種です。
畑は、このワインはその小公子を作った澤登家の畑。山梨の牧丘で完全無農薬で栽培されています。澤登早苗さんは恵泉大学教授、日本有機学会長でもあります。
その葡萄をラ・グランド・コリーヌ・ジャポンが岡山で、フランスで培った知識と経験に基づき醸造しました。添加物を一切加えず、フィルターも熱処理もしていない本物の自然派ワインです。 |
|
|
|
|
|
(2021/12発売)
|
ワイン |
富吉 2020 |
ワインの特徴 |
赤ワイン |
現地呼称制度 |
Vin de table de Japon à Okayama |
ぶどうの品種 |
シラー 70%
小公子 20%
グルナッシュ 10% |
ぶどうの産地 |
岡山市北区富吉 |
ぶどうの樹齢 |
4年 |
土 壌 |
おもに花崗岩 |
醸 造 |
畑で葡萄を選果後、丸ごと琺瑯タンクへ投入。蓋をしてそのまま二週間置いておきます。そのあと、タンクの中に入り、足による破砕。自然酵母による発酵が始まります。発酵中は一日一回ピジャージュ(浮いてきた果皮を足で沈める)を行います。 約一週間後、圧搾。ワインはそのまま古い小樽へ。6か月熟成させたのち、重力による瓶詰め。清澄剤、フィルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。 |
特 徴 |
色調はガーネット。エッジはやや茶色がかっている。
香りの強さは中くらい。果実味が中心だが、ハーブ、スパイスなどと複雑さがある。ブラックチェリー、野イチゴ、ヴァニラ、シナモン、コショウ、爽やかなハーブの香りも。 口に含むとミディアムボディーでバランスが良い。タンニンの質も良く、気品が良いワイン。飲み頃は3-10年後。
|
|
私が帰国してから植えた葡萄で作った自社畑のワインです。2017年に植えた小公子、シラー、グルナッシュからできています。小公子は露地栽培、シラー、グルナッシュは築50年以上のガラス温室を使って栽培しています。無肥料、ボルドー液を区画によって数回散布しています。 |
|
|
|
(2021/12発売)
|
ワイン |
紫苑 2018 |
ワインの特徴 |
スティルワイン(発泡性なし) |
現地呼称制度 |
Vin de table de Japon à Okayama |
ぶどうの品種 |
紫苑 |
ぶどうの産地 |
岡山市北区清水 |
ぶどうの樹齢 |
平均10年 |
土 壌 |
おもに花崗岩 |
醸 造 |
葡萄を籐であんだ籠にいれて、除梗します。 粒だけをステンレスタンクにいれて、そのまま2か月置きました。そして圧搾して、ジュースをそのままステンレスタンクへ。自然酵母による発酵終了後、そのまま3年間熟成。2021年夏に重力による瓶詰め。清澄剤、フィルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。
亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。 |
特 徴 |
色調はほぼロゼワインといってよいかもしれません。グラスに注ぐと、華やかな香りが深く漂います。リンゴのコンフィ、はちみつ、バター、バニラ、シナモンがメインになります。意図したわけではありませんが、リンゴタルトの香りそのものですね。口の中では粘性が高く、甘いかと思わせるのですが、予想と違って、高い酸がワインを引き締めています。後味も長いので、この甘い香りと口の中の酸の切れの良さが絶妙なバランスをとっています。葡萄ジュースをそのままワインにした、自然派ワインの特徴が表れています。
自然派ワインマニアにはぜひお薦めです。できれば、さらに長い間寝かしていただけると、一層お楽しみいただけると思います。
|
|
一度だけ作られた特別なワインです。
自然派ワインのマニアという方だけにお勧めします。病気に倒られた生産者さんの畑を一年だけ管理して葡萄を収穫いたしました。ガラス温室で栽培された紫苑という葡萄になります。無農薬になります。紫苑はもともと収穫が遅い品種ですが、それをさらに待って12月に収穫したものになります。 |
|
|
|
(2021/12発売)
|
ワイン |
Improvisation 2 アンプロヴィザシオン 2 |
ワインの特徴 |
軽い赤ワイン 微炭酸 |
現地呼称制度 |
Vin de table de Japon à Okayama |
ぶどうの品種 |
カベルネソーヴィニオン 100% 神戸産 |
ぶどうの産地 |
神戸市北区 |
ぶどうの樹齢 |
平均35年 |
醸 造 |
醸造方法はちょっと複雑です。3つのタンクのワインからできています。すべてのタンクに共通して言えることは、葡萄を房ごとタンクにいれて、二週間そのままマセラシオンカルボニックをしています。
一つ目のタンクはそのあとピジャージュを5日間、そのあとプレスをして、小樽で発酵させました。
二つ目は4日間ピジャージュをして、プレスのあとステンレスタンクで発酵。最後のタンクは3週間マセラシオンカルボニックのあと、ダイレクトプレス。 それらを発酵が終わる寸前に混ぜまして、瓶詰めをしています。
瓶のなかで発酵の最後が行われ、微炭酸に仕上がっております。 フィルターなし、清張なし、亜硫酸無添加の葡萄100%です。
(同じ葡萄で作った赤ワインは現在樽で熟成しております。来年のリリースになる予定です) |
特 徴 |
色調はルビー
香りの強さは現時点では中くらいです。サクランボ、イチゴなどの赤い果実の香りが中心。それにシナモン、丁子、シソなどのスパイス香りが複雑さをもたらしています。口に含むと、綺麗な軽快な赤い果実が口の中に広がり、微炭酸が爽やかな酸をつくりだし、さわやかな後味となっています。 ワインが落ち着いてきたら、もっと華やかな香りがたつと思います。(瓶詰め後、二週間での試飲。現在もまだワインが緩やかに発酵中)飲み頃は今からと5年後ぐらいかと思います。
亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。
|
|
アンプロヴィザシオン。直訳すると“「即興」です。
予め準備していたものではなく、その時、その場の感覚で、湧き上がってくるものをそのまま表現しています。
私事になりますが、妻の出身は神戸でして、家族も住んでいることもあり、私も神戸には大変親しみを感じております。あるご縁をいただいて、神戸の葡萄を醸造する機会に恵まれました。神戸産の葡萄を私なりに表現してみました。
こちらの葡萄は慣行農法で栽培されており、自然派ワインと私は呼べないと思っております。醸造時には葡萄以外のものは使用しておりません。 |
|
|
|
(2019/12発売)
|
ワイン |
Improvisation アンプロヴィザシオン |
ワインの特徴 |
赤ワイン |
現地呼称制度 |
Vin de table de Japon à Okayama |
ぶどうの品種 |
ワイングランド 約65% 山梨県 無農薬
フジノユメ 約20% 岡山県 化学肥料、除草剤なし、化学農薬使用。(2019から有機栽培に移行中)
小公子 約15% 山梨県 無農薬
マスカット オブ アレキサンドリア 2% 岡山県
有機栽培移行中2年目 |
ぶどうの産地 |
山梨県山梨市牧丘、岡山県倉敷市 |
ぶどうの樹齢 |
平均20年 |
土 壌 |
岡山はおもに花崗岩 山梨は黒ボク土 |
醸 造 |
このワインのベースは山梨県牧丘、澤登さんのワイングランドという品種になります。(小公子も澤登さんのところから譲っていただいております。)
ワイングランドという品種は粒が大きく、色も淡く、軽快なワインになります。
2週間マセラシオンカルボニックをして、一度足で破砕してから、そのまま垂直式プレスによって、じっくり絞りました。ワインはそのまま小樽にいれられ、発酵、熟成をいたしました。本来ならば樽の目減り分の補液を行うのですが、なぜか酸化熟成をしてみたくなり、そのまま一年間おいておきました。隣の樽に、フジノユメというサンカクヅルとメルローを交配してできた品種がありました。一週間マセラシオンカルボニック、ピジャージュ一週間。そのあと小樽で発酵、熟成をしたものです。サンカクヅル由来の色素が多く、ものすごい色が濃いです。ワインのボリュームもあり力強いワインなのですが、若干味の輪郭が定まっていない感じでした。
さらにその隣にはフジノユメと小公子が混ざった樽がありました。フジノユメだけでは樽が満帆にならずに小公子を足したものです。こちらは自分のワインだけで完結している高貴さがありました。
この順番でいつも試飲をしているのですが、ある時、混ぜてみたらどうなるだろうかという思いが沸き上がり、試しにワインの比率通りにアッサンブラージュをしてみたところ、お互いの足りない部分を補い合い、しかも良いところはそのまま残し、ワインが自分の居場所を見つけたように感じました。アレキサンドリアの澱が出た時に、少しこのワインにいれたら若さがでるかもと思ってちょびっと入れてみたり、感覚のまま「即興」でつくった、同じものはもう二度とできないイレギュラーの特別キュヴェです。 |
特 徴 |
色調は濃い目のガーネット。香りの強さは中―強です。 果実味、スパイス香が主体で、妖艶な感じもあります。 完熟したブラックチェリー、時間が経つとブルーベリーに変わります。 それにシナモン、丁子、シソ、肉などのスパイス香りが複雑さをもたらしています。口に含むと、綺麗な酸が全体をすっきりとさせながら 果実味がふくらみます。
今すぐ飲むにはすこし二酸化炭素含有量が多いので、カラフに移していただいたほうが 良いかと思います。 ヴァン・ナチュールがお好きな方に飲んでいただきたいワインです。飲み頃は5-10年後かと思います。
亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。 |
|
|
※ 未成年者飲酒禁止法により、未成年へのワイン(酒類)の販売はできません。
※ 少人数で仕事をしておりますので、一般の方のワイナリー訪問は現在お断りさせていただいております。ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 |
|